このセクションでは、Linuxサーバー上で KVM仮想マシン を Cockpit (Webコンソール)から管理する方法を解説します。 GUIでの操作からCLI(virsh)での管理まで、幅広くカバーします。
KVM仮想化ガイド
KVMとは
KVM(Kernel-based Virtual Machine)は、Linuxカーネルの仮想化支援機能(Intel VT-x / AMD-V など)を使って仮想マシンを動かす仕組みです。 このシリーズでは、KVM単体というより QEMU + libvirt を前提に、サーバー上で「作る・起動する・ネットワークを通す・バックアップする」までを扱います。
※筆者は自宅サーバー(AlmaLinux 10.1 / x86_64)で常時稼働させ、検証は Cockpit と virsh の両方で行っています。
KVMの管理ツール
| ツール | インターフェース | おすすめ環境 |
|---|---|---|
| Cockpit | Webブラウザ | サーバー(CUI環境) |
| virt-manager | デスクトップGUI | デスクトップLinux |
| virsh | コマンドライン | 自動化、スクリプト |
記事一覧
Cockpitで管理
CockpitでKVM仮想マシンを作成する手順【初心者向け】
Cockpit Web UIを使ってKVM仮想マシンを作成する方法を解説。ISOイメージの準備からVM作成、OSインストール、Guest Agentの設定まで画像付きで詳しく説明します。
コマンドラインで管理
virshコマンドのチートシートを作成する予定
Cockpitとは
Cockpitは、LinuxサーバーをWebブラウザから管理できるツールです。cockpit-machinesプラグインを追加することで、KVM仮想マシンの作成・管理がGUIで行えます。
KVM + Cockpitのメリット / 注意点
メリット
- Web UIでVMを作成・確認でき、サーバーがCUIでも運用しやすい
- libvirt前提なので、virshによる自動化に移行しやすい
注意点(最初につまずきやすい)
- ネットワーク(NAT/bridge)とfirewalldの設定次第で「VMが外に出られない」状態になりがち
- ストレージ(qcow2の肥大化、バックアップ方式)を先に決めないと後で移行が面倒
必要なコンポーネント
KVM + Cockpitで仮想マシンを管理するには、以下のコンポーネントが必要です。
| コンポーネント | 役割 |
|---|---|
| KVM | Linuxカーネルの仮想化機能 |
| QEMU | ハードウェアエミュレーション |
| libvirt | 仮想化管理API・デーモン |
| Cockpit | Web管理コンソール |
| cockpit-machines | CockpitのVM管理プラグイン |
セットアップ手順
全体の流れ
- libvirtのインストール・起動
- Cockpitのインストール・起動
- cockpit-machinesのインストール
- 仮想マシンの作成
ディストリビューション別セットアップ
| ディストリビューション | libvirt | Cockpit | cockpit-machines |
|---|---|---|---|
| AlmaLinux 10 | 手順 | 手順 | 手順 |
| Ubuntu 24.04 | 執筆予定 | 執筆予定 | 執筆予定 |