このページでは、RHEL互換OSの筆頭である AlmaLinux のインストール手順、初期設定、サーバー構築からデスクトップ利用までの記事を体系的にまとめています。
AlmaLinux 総合ガイド
AlmaLinux とは
AlmaLinux OSは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) と1:1のバイナリ互換性を持つ、オープンソースのLinuxディストリビューションです。 CentOS Linuxのサポート終了に伴い、安定した企業向け・サーバー向けOSの有力な移行先として、世界中のクラウドやデータセンターで利用されています。
当サイトの検証体制
当サイトのAlmaLinux関連記事は、以下の環境にて実機検証を行った上で執筆しています。
| 環境 | アーキテクチャ | 詳細 |
|---|---|---|
| 物理サーバー | x86_64 | 自作PC (Intel Core i5) |
| 仮想環境 | aarch64 | UTM on Mac mini M4 Pro |
公式情報
一次情報を確認したい場合は、以下の公式サイトをご参照ください。
- AlmaLinux OS 公式サイト (日本語)
AlmaLinux OS - Forever-Free Enterprise-Grade Operating System - AlmaLinux Wiki (公式ドキュメント)
About AlmaLinux Wiki | AlmaLinux WikiAlmaLinux OS Documentation
バージョン別記事一覧
当サイトでは、以下の2つのバージョンを中心に解説しています。
AlmaLinux 10 (最新版)
2025年にリリースされた最新バージョンです。 Python 3.12などの新しい開発言語が標準で利用でき、AI/ML開発や最新ハードウェアへの対応が進んでいます。新規構築におすすめです。
👇AlmaLinux 10 の記事一覧はこちら
AlmaLinux 9 (安定版)
現在のメインストリームであり、多くのサーバーで採用されているバージョンです。 2032年までの長期サポートがあり、インターネット上の技術情報も豊富です。安定性を最重視する場合におすすめです。
👇AlmaLinux 9 の記事一覧はこちら
目的別ガイド
1. RHEL互換環境の基礎
Red Hat系の作法に基づいたシステム管理手法です。
- dnf (yum): パッケージのインストールと管理
- systemd: サービスの起動・自動起動設定
- Firewalld / SELinux: セキュリティ設定の基本
2. サーバー管理・仮想化
- Cockpit: Webブラウザ経由でサーバーを管理するツールの導入
- Docker / Podman: コンテナ仮想化環境の構築と活用
3. デスクトップとしての利用
AlmaLinuxはサーバー用途がメインですが、Workstationとして利用するためのGUI環境や、開発ツールの導入も可能です。
- GNOME: デスクトップ環境の追加インストール
- VSCode: 高機能エディタの導入
- Japanese Env: 日本語入力 (IME) の設定
よくある質問(FAQ)
Q. AlmaLinuxは完全に無料ですか?
A. はい。個人利用・商用利用を問わず、完全に無料で利用可能です。ライセンス料やサブスクリプション契約は不要です。
Q. CentOS Stream との違いは何ですか?
A. CentOS Stream は RHEL の「アップストリーム(開発版に近い位置づけ)」ですが、AlmaLinux は RHEL の「ダウンストリーム(リリースされたRHELのクローン)」です。AlmaLinuxの方が、従来のCentOS同様に安定性が高く、本番環境での運用に適しています。
Q. Mac (Apple Silicon) で動きますか?
A. はい。AlmaLinuxは aarch64 (ARM64) アーキテクチャに完全対応しています。UTMなどの仮想化ソフトを使用することで、M1/M2/M3/M4チップ搭載のMacでもネイティブに近い速度で動作します。
更新履歴
- 2025-12-20: 初版公開