AlmaLinux 10にSSH接続設定をする【鍵認証・config設定】

公開日:

この記事では、AlmaLinux 10をリモート操作するために不可欠な SSH接続(Secure Shell) の設定手順を解説します。 パスワード入力の手間を省き、セキュリティを高める 公開鍵認証 の設定も含みます。

AlmaLinux 10 SSH接続ガイド

SSHを利用すると、ホストマシン(Mac/Windows)のターミナルから、仮想マシンやサーバー上のAlmaLinuxを操作できるようになります。 コピペが容易になる、VSCodeのリモート機能が使えるようになるなど、開発効率が劇的に向上します。

検証環境

役割OS / 環境備考
クライアント(操作元)macOS Tahoe 26.2Mac mini M4 Pro
サーバー(接続先)AlmaLinux 10.1UTM 4.7 上の仮想マシン

サーバー側の確認(AlmaLinux上での操作)

まずは接続先となるAlmaLinux側で、IPアドレスの確認とサービスの稼働確認を行います。

  1. STEP

    SSHサービスの確認

    AlmaLinux 10(Minimal含む)は、デフォルトでSSHサーバー(OpenSSH Server)がインストールされています。 念のため、サービスが起動しているか確認します。

    Terminal window
    systemctl status sshd
    ssh起動中

    Active: active (running) となっていればOKです。

  2. STEP

    IPアドレスの確認

    ホストから接続するために、IPアドレスを調べます。

    Terminal window
    ip addr show

    nmcli device show などでも確認可能です。

    ipアドレス

    ここでは例として 192.168.64.15 が割り当てられているものとして進めます。

SSH接続手順(Mac/PC上での操作)

ここからは、操作する側のPC(Macのターミナル等)での操作です。

  1. STEP

    パスワード認証での初回接続

    まずは通常のパスワード認証で接続できるかテストします。

    Terminal window
    # 書式: ssh <ユーザー名>@<IPアドレス>
    ssh higmasan@192.168.64.15

    初回接続時は「このホストを信頼しますか?」という警告(fingerprint)が出ます。 yes と入力してEnterを押してください。その後、AlmaLinux側のユーザーパスワードを入力します。

    Terminal window
    higmasan@localhost.localdomain ~

    このようにプロンプトが変われば接続成功です。一旦 exit でログアウトします。

  2. STEP

    認証鍵の生成

    毎回パスワードを入力するのは手間ですし、セキュリティ的にも鍵認証が推奨されます。 クライアントPC側で鍵ペアを作成します。

    Terminal window
    # -t: 暗号化方式 (ed25519推奨)
    # -f: ファイル名指定 (デフォルトの上書き防止)
    ssh-keygen -t ed25519 -f ~/.ssh/id_almalinux_10

    パスフレーズを聞かれますが、自動化重視なら空エンターでも構いません(用途に合わせて設定してください)。

  3. STEP

    公開鍵の転送

    作成した「公開鍵(.pub)」をAlmaLinux側に転送・登録します。 ssh-copy-id コマンドを使うのが最も簡単で確実です。

    Terminal window
    ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_almalinux_10.pub higmasan@192.168.64.15

    再度パスワードを求められるので入力します。これで鍵が登録されました。

  4. STEP

    鍵認証での接続テスト

    秘密鍵を指定して接続してみます。パスワードを聞かれずにログインできれば成功です。

    Terminal window
    ssh -i ~/.ssh/id_almalinux_10 higmasan@192.168.64.15

configファイルで接続を簡単にする

毎回 -i オプションやIPアドレス打つのは面倒なので、~/.ssh/config に設定を保存します。

  1. STEP

    configファイルの編集

    Terminal window
    vi ~/.ssh/config

    以下のように追記します。

    Host almalinux10
    HostName 192.168.64.15
    User higmasan
    IdentityFile ~/.ssh/id_almalinux_10
    • Host: 好きな呼び出し名(エイリアス)
    • HostName: IPアドレス
    • User: ログインユーザー名
    • IdentityFile: 作成した秘密鍵のパス
  2. STEP

    エイリアスで接続

    設定後は、Host名だけで接続できます。

    Terminal window
    ssh almalinux10

まとめと次のステップ

これで安全かつ簡単にSSH接続できるようになりました。 SSHがつながれば、VSCodeの「Remote - SSH」拡張機能を使って、まるでローカルにあるファイルのように編集することも可能です。

info-icon warning

よりセキュリティを高める場合、SSH接続確認後に /etc/ssh/sshd_config を編集して パスワード認証を無効化(PasswordAuthentication no) することをお勧めします。

関連記事

LinuxにVSCodeをインストールする方法|Ubuntu・AlmaLinux対応
LinuxにVSCodeをインストールする方法|Ubuntu・AlmaLinux対応
LinuxにVisual Studio Code(VSCode)をインストールする方法を解説。Ubuntu 24.04、AlmaLinux 10など主要ディストリビューション別に手順をまとめています。
example.com